DrPepaoの時計と映画と食べ物日記

時計を中心に映画やファッションなどについて書いていきます。

来る時計、往く時計

こんにちは、Pepaoです。
色々忙しく、ブログ更新が滞っていました。

今日はコレクションから離れてしまった時計と新しくコレクションに入ってきた時計をご紹介します。

 

<離れてしまった時計>

ジラール・ペルゴ ロレアート

いい時計でしたが、使ってみると地味過ぎました。
つけ心地は悪くありませんでしたが、日常生活の中で重さを感じることもありました。
もう少し歳を重ねたら同じ傾向の時計を入手したいなと思います。

ハミルトン カーキオートクロノ

アウトレットで激安で購入。しかし、高級時計を見慣れてしまっていると、造りの粗が目立って見えて、すぐに手放してしまいました。
ETA7750搭載で10万円未満で購入できたのでバーゲンプライスとは思いますが、あまり長く使わなかった時計です。

 

 

<やってきた時計>

ウブロ クラシックフュージョン クロノグラフ

以前からビス留めのラグが気になっていたこちらの時計をお迎えしました。
元々は緑のアリゲーター革ベルトがついていたのですが、純正のパープルのラバーベルトにイメチェンしました。
写真だとわかりにくいですが、文字盤はグリーンで最近の流行色です。
ムーブはデュボア・デプラの2階建クロノとなっています。(セリタベース)

ブライトリング クラシックアヴィ クロノグラフ 42 トリビュート トゥ ヴォート F4U コルセア

新ロゴのブライトリングです。
個人的には翼のある旧ロゴも捨て難いですが、新ロゴのがスッキリしていて悪くないと思っています。
IWCの元CEOやデザイナーを呼び込んでいるだけあって、かなりIWCに似たデザインの方向性を目指しているかのように見えるブライトリング。
今後がどうなるかはわかりませんが、どのような変化を見せるのか楽しみです。
横3つ目クロノなので自社製ムーブかと思いましたが、ETA7753採用とのことでした。


 

今日もご覧いただき、ありがとうございました。
今後も時々更新するので、ぜひご覧ください。

 

最近観た邦画の感想

こんにちは、Pepaoです。

最近観た邦画の感想を書きます。2作観ました。


孤狼の血 Level2>

【あらすじ】
広島県警の刑事(松坂桃李)と狂ったヤクザ(鈴木亮平)を中心とした群像劇。

【感想】
駄作と思いました。
とにかく面白くない。よくない意味で漫画みたいでした。
前作もツッコミどころはありましたが、役所広司が出ていたので補正がかかり、
観られる作品になっていたのに、今回はなんとか引っ張れる配役にもなっておらず、残念すぎる。
それにもまして、脚本や舞台設定が稚拙でひどい。


<サンブンノイチ>

【あらすじ】
キャバクラの雇われ店長(藤原竜也)、店員(田中聖)、客(小杉竜一)の3人は団結して銀行強盗を企てる。
銀行強盗後、警察から逃れるためにキャバクラに隠れるが、分け前について揉め始めて・・・。

【感想】
下妻物語のような匂いのする日本のコメディ映画でした。
ご都合主義な展開はあるものの、コメディ映画としては面白く思いました。
藤原竜也小杉竜一(ブラマヨとして)が好きなPepaoは楽しく見られました。

【ポジティブポイント】
藤原竜也による藤原竜也らしい演技
 いつも通りの藤原竜也が楽しめます。演技が上手いというか独特ですね。
 一人語りがやたら多いキャラを演じる印象があります。

小杉竜一が健闘
 演技がすごく上手い訳ではないですが、下手ということはなく、頑張っていました。 
    (若干、吉本感というか漫才感が出ていましたが。)

【ネガティブポイント】
・過去と現在を行ったり来たりしすぎ
 「実は」を描写するために頻繁に現在と過去を行き来します。
 「カメラを止めるな!」のように最後にまとめたほうが観やすかったかなと
   思いました。

今日もご覧いただき、ありがとうございました。

鰻の蒲焼考〜関東と関西どちらが好み?〜

こんにちは、Pepaoです。

土用の丑の日が近づいてきました。今年は、7月30日(日)だそうです。
主役の鰻ですが、蒲焼には主に2種のタイプがあるのをご存知でしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、今回はPepaoの感想も交えつつ、ご紹介します。

 

<そもそも鰻の蒲焼はいつから食べられているのか?>
日本で鰻が食べられるようになった歴史は古く、万葉集にも鰻について詠われている記録があります。

しかし、現在のようなタレをつけて焼く形式で食べられるようになったのは、江戸時代中期〜後期のことと言われています。

それ以前は、鰻は鱠(なます)や塩焼きという形で食べられていました。

これには、タレの製造に欠かせない醤油の存在が関わっています。
現在の濃口醤油や薄口醤油の誕生は、17世紀の終わり頃ですが、当時はまだ高級品として普及には至っていませんでした。
醤油が一般に出回りはじめたのは、18世紀以降と言われています。
18世紀に入って、醤油文化が馴染み、タレを使った蒲焼が登場しました。

ちなみに、誕生が比較的新しい江戸前寿司は醤油をつけますが、古来から食されている鮒寿司など熟鮓(なれずし)系の寿司は醤油をつけないというのも、こういった歴史的経緯が関係していると思われます。

<関東と関西の違い>
タイトルに書いた関東と関西の違いは、どこにあるのでしょうか?
違いは、捌き方と蒸しの有無にあります。

関東:背開き(鰻の背側を切り開く)、焼く前に蒸す
関西:腹開き(鰻の腹側を切り開く)、焼く前に蒸さない(地焼きという。)

捌き方は、一説に武家人口の多い江戸では「腹開き=切腹」との連想から忌み嫌われて、背開きが定着したといいます。(町人人口が多い上方では特に気にされなかったとか。)

捌き方の違いは特に食味に影響を与えないとPepaoは考えています。
大きな違いは、蒸しの工程によってもたらされます。

【関東の例】

特徴:
・身が柔らかい。
・蒸されているので、油が程よく落ちている。
・ペロリと平らげることができる。一尾以上の設定があることも多い。
・タレはサラサラとしたものが多い。

【関西の例】

特徴:
・身がしっかりしている。
・蒸し工程がないので、油が多い。
・ボリューミーで、一尾も食べれば多い方。
・タレは少し粘度があることが多い。

<感想>
若い頃は、ボリューミーな関西のが好きでしたが、今は関東の鰻のが好みです。
いまや身体が脂っこいものを受け付けなくなってきています。


実体験ベースですが、関東と関西の分水嶺は、静岡県にあるようです。
神奈川以東:関東風
静岡県内 :混在
愛知以西 :関西風


今日もご覧いただきありがとうございました。



楽しみな洋画について

こんにちは、Pepaoです。

公開を楽しみにしている映画をご紹介します。


<Killers Of The Flower Moon>

インディアン(ネイティブアメリカン)が油田の利権を巡って、白人たちに暗殺されていくというサスペンス映画のようです。
あのマーティン・スコセッシ監督作品で、レオナルド・ディカプリオロバート・デ・ニーロブレンダン・フレイザーなどの名優が共演する作品です。

2023年10月6日(金)公開とのことですが、今から待ち遠しくてたまりません。



<About My Father>

格差結婚をした息子がイタリア系の父親を義両親の邸宅に連れていくお話。
主役級の役回りにロバート・デ・ニーロを配したコメディ映画。
2023/5/10にアメリカで公開され、日本公開を楽しみにしていましたが、アメリカで大コケしているようなので、日本公開はないかもしれません。
NetflixやHuluなどで配信されるのを待つよりないと思います。


<Nandor Fodor and The Talking Mongoose>


イギリス・マン島に住むという「しゃべるマングース」を主人公一行が探しにいくというコメディ。
B級映画の香りがします。
どうしてイギリスの作品は、B級でも安っぽさが出ないのでしょうか。おそらく背景にある建物たちの積み重ねてきた年月の重みのおかげででしょうか。
これも日本公開は絶望的に思うので、配信サービスを探します。

<The Holdovers>



アメリカの寄宿制高校に、ワケアリで休みにも関わらず居残った学生と超厳しい先生との交流を描くハートフルコメディ。
トレーラーを見る限り、80年代、90年代の青春映画を想起させる映画のようです。
こちらの作品も日本公開はないかも知れません。近年、マーベル映画などは必ず日本公開する一方、こういった作品が全然入ってこないのは残念に思います。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。



時計レビュー〜カルティエ タンクマストLM〜

こんにちは、Pepaoです。

少し前に入手した時計のレビューを書きます。
カルティエの一品です。
世界で初めて一般向けの腕時計を販売したと言われるカルティエ
サントス、カリブルドゥカルティエ、バロンブルー等々。
魅力的なモデルが目白押しのブランドです。

そんな中、Pepaoが選んだのはタンクマストLMでした。

<スペック>
モデル名:タンクマストLM
品番:WSTA0041
サイズ:33.7mm✖️25.5mm
厚さ:6.6mm
バンド幅:19mm
防水:日常生活防水
ムーブメント:クォーツ
定価:445,500円

<レビュー>
初見では、ずいぶん小さな時計に感じられましたが、手首につけてみると、非常に美しいバランスでした。
ワンサイズ上のタンクマストXL(WSTA0040)も試着しましたが、LMのバランスの魅力にかなわず、LMを購入することとなりました。

<ポジティブポイント>
・装着感、見た目がいい
 今までに色々な時計をつけてきましたが、群を抜いて装着感がいいと感じました。
 また、見た目のバランスについても、タンクマストの中で最もバランスがいいの
 ではないかと思っています。

・お手頃な価格でカルティエの魅力に触れられる
 タンクマストは元々より幅広い人々にカルティエを普及させるためにできた
 ラインで、カルティエで初めて貴金属以外の外装素材を使った時計もこのライン
 でした。(正確には「マストドゥカルティエ」ライン。2000年頃に一度消滅。)
 Pepaoを含む庶民からすると、決して安い価格ではありませんが、頑張れば手の届く
 価格帯の商品を用意してくれたカルティエに感謝です。

<ネガティブポイント>
・ムーブメントがクォーツ
 40万円を超える価格帯にも関わらず、クォーツです。年差クォーツだったら、
 理解できなくもありませんが、長寿命型であることしか取り柄のないただの
 クォーツ時計です。できれば、少し価格を上げても手巻きで出して欲しかったなと
 思います。


・バンド幅が19mm
 タンクソロのバンド幅は20mmだったそうですが、本作のバンド幅は19mmと
 なっており、市販品ではあまり見かけないバンド幅となっています。
 バンドを付け替えて楽しむ趣味を持っている方の場合、かなり限られてしまうので
 少し残念に思っています。

ムーブメントとバンド幅以外は非の打ちどころのないドレスウォッチで、Pepaoとしては大満足の買い物でした。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。



映画の感想〜Silence(邦題:沈黙)〜

こんにちは、Pepaoです。
新作のレビューが続きましたが、今回はyoutubeでレンタルした映画の感想です。


遠藤周作の「沈黙」を原作としている本作は、信仰のありかたについて問う作品です。

<あらすじ>
17世紀中頃、日本で地下布教を続けていた司祭フェレイラからポルトガルイエズス会支部に日本における宗教弾圧の様子を伝える手紙が届く。
噂によると、フェレイラは厳しい拷問に屈して、キリスト教を棄てたという。
フェレイラを師と仰ぐロドリゴ、ガルぺの両神父は、噂を信じられず、禁教下の日本に渡り、フェレイラの消息を探ることにする。
日本に到着した二人は、一時、潜伏キリシタンたちにもてはやされるが、それも束の間。二人を匿っていたキリシタンたちが捕縛されてしまう。
捕まったキリシタンたちを待ち受けていたのは、激しい拷問や処刑。
ロドリゴ神父とガルぺ神父はそれぞれ分かれて、平戸と五島に向かうことにする。
しかし、案内役の裏切りを受けたロドリゴ神父は目的地に到着することなく捕まってしまう。
ロドリゴ神父は、宗門改方の井上筑前守から「神父が棄教すれば、信者たちも続いて棄教しよう。そうすれば大勢の命が救われる。」と棄教を迫られる。

<感想>
Pepaoは特に信心深い人間ではありませんが、カトリック系の学校に長く通っていたこともあり、信仰について考えさせられる作品でした。
昔、原作の「沈黙」を読みましたが、個人的には映画のが単純化されていてわかりやすくなっていると思いました。
一方で、原作より美化されているストーリーとも感ぜられました。
この映画を見る際には、当時の貧しい人々の無教養さ、西洋諸国のアジアにおけるキリスト教化政策を理解しておくのが望ましいと思います。
本作の日本語による批評レビューは著しく低く、海外における批評も高くはありません。
おそらく、観客側が、「現代人の感覚」で見るために、「意味がわからない。」状況に陥るのだと思います。
また、キリスト教という日本人にあまり馴染みのないものがテーマであることも一層評価を下げているのではないでしょうか。

ヒトは、「得体の知れないもの」は受け入れません。
戦国時代末期からバテレンが数多く日本を訪れましたが、異国の地・日本で、その教義を伝える際に仏教用語を多用しました。
無教養な民衆たちは、彼らの運営する救貧院や学校に引き寄せられて入信しますが、本来のキリスト教信仰とは異なるものだったと思われます。
一方で、施しなどを受けない切羽詰まっていない階層においては、流行り物を追う一部の人をのぞいては受け入れませんでした。(得体の知れないものだからです。)
本作でも、少しではありますが、このことが表現されているように思います。


今回もご覧いただき、ありがとうございました。

旅行記〜大阪・京都〜

こんばんは、Pepaoです。

いつもは時計と映画について書いていますが、今回は旅行について書きます。

大阪、京都を旅行してきました。


<第1日目>(特に写真はありません)
23:00頃の東京駅。
今回の旅は、夜行バスを利用します。
本当は、2列シートが良かったのですが、取れず、3列シートの利用です。
平均的な日本人体型なら良いのかもしれませんが、大柄なPepaoには長く苦しい旅路でした。
夜行バスは、走行中に電気が消され、車内がほとんど真っ暗になる場面があります。
奴隷船の中よりはマシだろうと思いつつ、堪えます。

<第2日目>
午前7時頃、やっと大阪駅に到着します。
今夜の宿泊先の「ホテルニューオータニ大阪」に荷物を預け、万博公園に向かいます。

まずは、国立民俗学博物館に入館しました。
東南アジアからアフリカ、ヨーロッパ、日本の少数民俗まで、いろいろな地域の民族衣装や伝統的な楽器などが展示されています。
じっくり見ると、1日かかりそうですが、1時間ほどで駆け足で見てきました。

展示も良かったですが、個人的に印象に残ったのは、黒川紀章が設計した「未来の遺跡」です。
過去を展示する博物館そのものが未来には過去(遺跡)となる、時間の流れについて考えさせてくれる作品です。

国立民俗学博物館を後にして、万博公園の目玉、太陽の塔を目指します。
太陽の塔自体は、何度か訪れたことがあったのですが、中に入るのは初めてでした。

太陽の塔の4つ目の顔が迎えてくれます。

塔の中心部まで進むと、生命の樹があります。
これは、アメーバから人間まで生命の進化の歴史を表した作品です。
50年の時を経ていますが、修復のおかげで最近の作品かと見紛うレベルに綺麗になっています。
とはいえ、ティラノサウルスゴジラのように直立しているなど、現代の研究では否定されている表現がされている箇所もあり、時代も感じました。

最も驚いたのは、太陽の塔の腕の部分が元々はエスカレーターになっていたことです。
現在は、階段があるのみで、エスカレーターは撤去されていますが、まさかこんな構造になっていたとは思いもよりませんでした。

さて、万博公園を後にして、向かったのは、道頓堀。

この日は3連休とあって、とてつもない混雑でした。
道頓堀、心斎橋付近を歩くと世界中のブランドの店が見られました。
東京ではいろいろな街(銀座、新宿、渋谷、池袋、表参道 等)にブランドの旗艦店が点在していますが、大阪では心斎橋付近に集中する傾向があるようです。
大阪は機能毎に街が分かれていて面白いなと感じました。

夕食は、ふぐ料理です。
大阪はふぐの消費量が多く、日本のふぐ消費量の6割を消費するとのことです。
産地ではないものの、名物料理となっているふぐを味わおうと、京橋にある「ふぐ屋 とら乃介」を訪れました。
てっさ(刺身)、てっちり(鍋)、ふぐの寿司などお腹いっぱい食べましたが、一人5000円以内で収まり、お手頃でした。

夕食の後は、ホテルのバーでカクテルを楽しみます。
夕焼けの大坂城を眺めながら、日常を忘れ、しばしゆったりとします。

部屋に戻った時の大阪の夜景です。
昼間とはまた違った景色を見せてくれます。

夜間、小腹が空いたので、ルームサービスでサンドイッチとケーキを頼みました。
特にチョコレートシフォンケーキは程よい甘さで美味でした。

<第3日目>
夜行バスと大阪観光で疲れたPepaoはぐっすり眠ることができました。

ルームサービスでモーニングコーヒーを飲みます。
部屋の窓から大坂城を臨みながらのコーヒーは格別です。

ビュッフェスタイルの朝食後、ホテルを後にして、京都へ向かいます。

最初にやってきたのは、祇園四条駅近くの「ぎをん 小森」です。

こちらのお店では、京抹茶を使用した絶品スイーツを味わうことができます。
約5年ぶりの訪問でしたが、相変わらず美味しく思いました。


鴨川〜四条駅方面を散策しました。
大阪とは打って変わって、ムシムシした京都の夏の暑さも鴨川の流れを眺めていると少しはマシになるように感ぜられました。

その後、嵐山と清水寺を駆け足で観光しました。
この日は雲量はそこそこあるものの、晴れ間もあり、全体的に明るい日でした。


旅も終わりに近づきました。
帰りは、ぷらっとこだまを使って、新幹線のグリーン車で帰ります。
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23時過ぎ、4時間と少しの時間で帰宅しました。

今回はここまでです。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。