DrPepaoの時計と映画と食べ物日記

時計を中心に映画やファッションなどについて書いていきます。

お知らせ〜Twitterの新アカウントを作成しました〜

こんばんは、Pepaoです。

Twitterの新アカウントを作成しました。

PepaoはTwitterFacebook,Instagram等はあまりやってこなかったのですが、時計や映画、文房具の情報を求めてはじめて見ました。

 

どうぞよろしくお願いします。

Dr.Pepaoの時計と映画日記
@DPepao25081

 

以上、お知らせでした。

映画の感想〜君たちはどう生きるか〜

こんにちは、Pepaoです。
今日は、家人に誘われて、宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」を観てきました。
予告もない作品なので、ネタバレはしません。
簡単に感想のみ記載します。

<感想>
「観客目線ではなく、宮崎駿が思い描いた「作りたいもの」を映像化した作品。」
Pepaoには、本作はあまり面白いとは思えませんでした。
また、この作品はあまり多くの人に評価されることもないのではないでしょうか。

<ネガティブポイント>
1.世界観の説明不足

物語の世界に入り込めませんでした。
おそらく、物語の世界に関する説明が圧倒的に不足していることが原因だと思います。
「何となく言いたいことはわかるけど、あってる?」と言いたくなるシーンが数多くありました。
風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」といった名作では物語世界の歴史とかが語られていたと思います。
作り手も観客も共通した知識を持っている世界が舞台となっているならいいのですが、そうでない場合は説明が不可欠だと思います。

2.伝えたいことが陳腐
伝えたいことはわかりますが、極めて陳腐です。
もののけ姫」や「風の谷のナウシカ」などは自然との共生という制作された時代にあった、タイムリーなテーマを持っていたと思います。
しかし、本作のテーマは昔から色々なところで語られているようなものです。
どこかで「孫のために作品を作っている。」と読んだ気がしますが、青少年なら得るものはあるのかもしれません。
残念ながら映画好きのおっさんには特に響くものはありませんでした。

 

酷評となりましたが、良かったこともあります。

<ポジティブポイント>
1.変わらず美しい背景
背景は変わらず圧倒的です。
よく新海誠作品とジブリ作品は同列で美しい背景だと言われますが、ベクトルが異なる気がします。
新海誠作品は極めて写実的な「写真のような美しさ」だと思います。
一方で、ジブリ作品の背景はコローやターナーのような「絵画的な美しさ」だと思います。
今回の作品を見て、改めて後者の表現のが好みであることを実感しました。

2.劇場で見られる最新の宮崎駿作品
巨匠はもう年齢も年齢なので、本作はラストと言ってもいい作品なのではないでしょうか。
宮崎駿の最新作を劇場で見られるのは貴重なのではないでしょうか。


久々の宮崎駿作品ということで、期待が高まっていたことも今回の感想の理由になるかもしれません。
もし、これからご覧になる方は期待せずに観に行くのをお勧めします。
ゲド戦記」みたいな映画です。


今回もご覧いただき、ありがとうございました。

映画の感想〜American Beauty (邦題:アメリカン・ビューティー)

こんばんは、Pepaoです。
今日、ご紹介する映画は先日ご紹介したマージン・コール同様にケヴィン・スペイシーが主演の映画です。

<あらすじ>
主人公は40代の所帯持ちの男性(ケヴィン・スペイシー)。
不動産営業でそこそこ成功している妻を持つが、自身はうだつの上がらないサラリーマン。家庭では妻子に馬鹿にされて、肩身の狭い思いをしている。
つまらない毎日を送っていた彼だったが、娘のチアリーディングチームの参観を機に一変する。
妻と愛のない生活を送っていた彼は艶かしく踊る少女(娘のチームメイト)に湧き上がる情欲を抑えることができなかった。
彼はどうにかして、少女をモノにしたいと動き始めるのだった。

<感想>
面白い映画でした。
主人公は、家族には愛想を尽かされ、会社では酷い扱いを受けて、よくいう「無敵の人」状態です。
そんな彼が年甲斐もなく、少女にその欲望をぶつけようと滅茶苦茶な行動を取り始めます。
そして、彼を取り巻く人々もまた、何らかの心理的問題を抱えた人たちでした。
一見順調そうに見える人でも、裏では何か抱えているかもしれない、そう思わせる映画でした。(本作では一見順調そうな人は特に見受けられませんでしたが。)

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

 

映画の感想〜M3GAN(邦題:ミーガン)〜

こんにちは、Pepaoです。

現在上映中の映画「M3GAN」をみてきたので、感想を綴ります。

<あらすじ>
主人公は子供向け玩具メーカーに勤めるロボット工学の研究者。
最近、姉夫婦が交通事故で亡くなったため、夫婦の一人娘である傷心の姪を一時的に保護することとなった。
主人公は仕事で忙しく、なかなか姪の相手をしてあげられず、かつ子供を持ったことがないために姪に対してどのように接していけばよいかわからずにいた。
そんなとき、主人公は実験中の遊び相手ロボット"M3GAN"に姪の相手をさせることを思いつく。
姪の世話をすっかりM3GANに任せて、主人公は仕事に熱中できるようになった。姪もM3GANに懐き、双方ともに充実した毎日を送っていくかに思えた。
しかし、M3GANは主人公の知らないうちに狂い始めていく。


<感想>
この種の映画を好む人にとっては、予想のつく結末でした。
意外性は皆無です。
しかし、M3GANの独特の動き方や恐怖シーンでの効果音によって、楽しめる作品となっています。
テーマとしては、ざっくりいうと「家族愛」になると思います。
ホラー映画好きな方なら、一見の価値はあると思います。


今日もご覧いただき、ありがとうございました。


PANERAI LUMINORにNATOベルトをつけてみました。

こんにちは、Pepaoです。
最近は、全国的に暑い日が増えてきましたね。

皆さん、夏場の時計ベルトはどんなものを使われていますか?
Pepaoはもっぱら、ラバー(シリコン)ベルトかNATOベルトです。

今日は時計ベルトの夏の定番、NATOベルトのご紹介です。

<そもそもNATOベルトって?>
ナイロン製の引き通し式時計ベルトのことです。(似たものに、ZULUベルトがありますが、ZULUが1枚のリボンで構成されているのに対して、NATOは2枚のリボンを重ねた仕組みとなっています。)
NATOベルトと呼ばれていますが、1973年にイギリスの国防省が開発したベルトだそうです。
元々の仕様は、20ミリ幅で真鍮製のバックルと決められていたそうですが、今では22ミリ幅、24ミリ幅なども登場しています。また、バックルもステンレス製のものが主流となっているようです。
世界的に人気となったのは、007の映画でショーン・コネリーが身につけていたから、とされています。


しかし、よく考えてみると、この内容には大きな疑問があります。
ショーン・コネリージェームズ・ボンド役を演じたのは1960年台です。
Pepaoが過去に読んだ記事では、映画の演出家から「海軍将校の間では、ロレックスのダイバーズウォッチにリボンベルトをつけたものがよく使われている。」とアドバイスがあったため、サブマリーナにリボンベルトをつけた時計が007に登場したとのことでした。(下記画像参照)

どうやら、1973年にイギリスの国防省によって"開発"されたというよりは、「1973年にイギリスの国防省は海軍軍人たちの間で以前から流行していた時計ベルトを正式採用した。」というのが正しそうです。

007に登場したNATOベルト

<手持ちのPANERAIにNATOベルトをつけてみました>

装着したベルトはCASISのNATOベルト24mm幅です。



元々、PANERAI純正のNATOベルトを購入しようと思っていましたが、3万円を超える金額(バックル込)となかなか高価な品だったため、家人の許可が下りませんでした。
モレラートやPHOENIXのベルトも検討しましたが、24mm幅の在庫がなく、1650円というお手頃価格のこのベルトを買うことになりました。

安いことから全然期待していなかったのですが、付け心地はなかなか良好です。
以前、某国内メーカー製のNATOベルトを同価格帯で購入した際は、ささくれが刺さって付け心地が悪かったのですが、今回のCASISのベルトは滑らかで、ささくれとは無縁です。


今日もご覧いただき、ありがとうございました。
今回は、NATOベルトのご紹介でした。

今後も時計や映画に関する記事を書いていきますので、ぜひご覧ください。

映画の感想〜Margin Call(邦題:マージン・コール)〜

こんにちは、Pepaoです。
最近は偶々時間に余裕がある日が多いので、Netflix, Amazon Prime, U-NEXT, Huluで映画を観ることが増えました。
今日は、Margin Call(邦題:マージン・コール)のご紹介です。

<そもそも、マージン・コールってなに?>
本題に入る前に"マージン・コール"という用語に関して、簡単にご説明しましょう。
多くの方々にとって、証拠金取引というのはあまり馴染みがない取引手法かもしれませんが、機関投資家(証券会社、保険会社など)の間では日頃から行われている取引手法です。
簡単にいうと、少ない金額で巨額な取引を行なうための取引手法です。
例えば、手元に100億円しかない場合、短期間で挙げられる利益はせいぜい数億円です。しかし、機関投資家側としてはより多くの利益を獲得していきたいと考えます。
そんな時に使われるのが証拠金取引です。
証拠金取引とは、手元にある100億円を証拠金として預ける代わりに、1,000億円分の取引を行えるというものです。
自分が持っているお金以上の取引ができるというのは、利益を最大化したい投資家にとって魅力的です。
その代わり、この取引にはリスクが伴います。
購入したモノ(この場合、外貨や株式、債券など)が一定の損失(値下がりや値上がりによる利益。話が長くなるので割愛します。)を出すと、追加で証拠金を差し入れることを求められるのです。
この"追加で証拠金差し入れを求められる"ことを"マージン・コール"と言います。
念のため、マージン・コールについて説明されているリンクも貼っておきます。

www.smbcnikko.co.jp

前置きが長くなりました。

<あらすじ>
2007年、ウォールストリートに拠点を構える、とある投資銀行では、非公開の大規模な整理解雇が行われていた。
整理解雇の対象となったリスク管理部門の男は意味深な言葉とUSBを若手社員に託して、会社を後にする。
その夜、若手社員は託されたUSBのデータを読み解き、ある事実を突き止める。
現在、会社が抱えているMBSが25%以上の損失を出すと、自社の時価総額を超える巨額な損失額が発生する。しかも、直近、ヒストリカル・ボラティリティ(過去における同種商品の価格変動率。)を下回る瞬間が何度も発生しているため、25%以上の損失を出す可能性は極めて高いというものだった。
この報告を受けたケヴィン・スペイシーは、緊急の重役会議の招集を求めた。
ケヴィン・スペイシーは社長から直ちに自社が保有する不良資産を全て売却するように指示を受ける。ケヴィン・スペイシーは、不良資産を顧客(機関投資家たち。映画ではドイチェバンクなど実在の名前が一部出ている。)に売り出すと会社の信頼が損なわれてしまう、と社長に抵抗を示すが。

<感想>
リーマン・ショック前後の動きを描いた作品ですが、この会社だけ切り抜けたというのは、なかなかリアリティに欠ける展開のように思えます。
しかし、外銀特有の整理解雇や社員の働く風景は、なかなか現実味を帯びていると思いました。(注:Pepaoは外銀に身を置いたことはありません。知人から聞いた話レベルです。)
ネタバレになるので、語れませんが、ケヴィン・スペイシーの正義と自らの保身の間に揺れる演技などは見応えがあります。
大迫力の映像などは全くなく、ほとんどがオフィス空間で展開される映画ですが、Pepaoは面白く鑑賞することができました。



今回はここまで。
ご覧いただき、ありがとうございました。

映画の感想〜Ad Astra(邦題:アド・アストラ)〜

こんにちは、Pepaoです。

今日は、主演ブラッド・ピット、助演トミー・リー・ジョーンズの映画、アド・アストラのご紹介です。

 

 

【あらすじ】
近未来。
主人公(ブラッド・ピット)は軍人として、宇宙に関する仕事をしている。
彼の父(トミー・リー・ジョーンズ)もまた、軍人として宇宙の仕事を生業としていた。ジョーンズは異星人の探索プロジェクトに参加するため、30年近く前に地球を発ったが、10数年前に連絡を絶っていた。
ある日、海王星付近から電磁フレアの照射が確認された。この電磁波の影響により、地球および火星や月の基地で電気の供給障害が起こり、数万人の死者が発生。
米軍は、ジョーンズが何らかの形で関わっていると考え、息子であるブラピを火星の基地まで送り込んで、ジョーンズのいる海王星にメッセージを送らせることを計画する。
ブラッド・ピットは、自分や母という家庭を捨てて宇宙に旅立ったジョーンズに複雑な思いを抱きつつも、計画への参加を決める。

【感想】
ネット上では低評価が多い一方、高評価も散見される評価の分かれる映画ですが、個人的には面白く鑑賞することができました。
Gravity(邦題:ゼロ・グラビティ)やThe Martian(邦題:オデッセイ)、Interstellar(邦題:インターステラー)など宇宙に関する映画は評価が分かれる傾向にあるようです。
宇宙は身近ではないのも理由の一つかもしれません。
さて、本作は、何とも都合の良い設定や演出のための無駄な行動も見られるものの、宇宙の圧倒的な描写によって、アラを忘れさせてくれると思いました。
ゼロ・グラビティやオデッセイを楽しめた方なら一見の価値はあると思います。

本作のテーマは「男の夢(仕事)と家庭」ではないかと思います。
これに関して、Pepaoの感想を言うと、確かに宇宙飛行士や軍人、船員などは仕事と家庭の両立が難しいであろうことが想像に難くありません。
しかし、多くの人が就ている仕事は全然両立可能な仕事なのではないでしょうか。
ちなみにPepaoは家庭(プライベート)が犠牲になるくらいなら職を変えます。

今日もご覧いただき、ありがとうございました。