【映画の感想】Downsizing 邦題:ダウンサイズ
こんにちは、Pepaoです。
今日は、マット・デイモン主演「Downsizing」のご紹介です。
【あらすじ】
それほど遠くない未来のお話。
地球の人口が増えすぎて、衣食住の値段が高騰。
そんな中、身体を縮小化する画期的な技術「ダウンサイジング」が発明される。
また、ダウンサイジング手術を受けた人たちに理想郷的生活を提供するミニチュアの街も誕生。
生活費の高騰、自分たちの家を手に入れることもできず実家に間借りする生活に嫌気が差していた主人公(マット・デイモン)夫婦は、ダウンサイジング施術を受けて、理想的なミニチュア世界で生活することを決める。
施術当日、男女に分かれて、ダウンサイジングを受けることになる。
普通の世界では考えもできない豪邸(実際はミニチュアの家)を手にいれ、二人で幸せな生活を夢見た主人公。
しかし、主人公の施術中に妻は怖気付いて、施術を中止することに。
主人公はミニチュア世界でパートナーなしで生きていくことになるが。
【個人的評価】
- 6/10点
【本作を1文で表すと】
- 発想は面白いのに、盛り上がりにかけるストーリー構築の失敗。
【個人的評価ポイント】
- クリストフ・ヴァルツの出演
クエンティン・タランティーノ監督作品の「DJANGO(ジャンゴ)」を観て以来、独特の話し方(ドイツ訛り?)と表情が気に入っている俳優。
彼がこの映画に出ていることで、Pepaoの評価は2点加点されています。
悪役として、ハリウッドキャリアを積み上げている彼ですが、本作ではそんなに悪い奴ではないです。 - 舞台設定
ミニチュアの世界、といった舞台設定が好きです。
Pepaoは、ファンタジーならローファンタジー、SFなら現実と地続きのSFが好きなのですが、本作の舞台設定はドストライクでした。
Netflixで公開されていたものだと「ウェストワールド」なんかも好みでした。
【個人的ネガティブ評価ポイント】
- 盛り上がりにかける不連続なストーリー
先日、ご紹介した「ザメニュー」よりは面白いですが、ストーリーの起伏にかける気がします。面白いと感じるストーリーの進み方には概ね2種類あると思います。山と谷が連続するタイプ、山に向かって徐々に盛り上がっていくタイプです。いずれのタイプにも共通するのは、点(イベント)と点が線で繋がっていることです。
本作はどちらにも当てはまらず、丘のようなイベントがポツポツと不連続的に発生するイメージです。一時的に「おっ」面白くなるかと思いきや、別のところに移ってしまう。そんな印象でした。 - 後半の場面のCGのリアリティ
前半部分のミニチュア世界はリアリティのある作りでしたが、後半のある部分から、少しリアリティがなくなっている気がしました。
以上、Downsizingのご紹介でした。
この映画は、ドラえもんとか日常に近いSFが好きな人、トゥルーマン・ショーなどの舞台設定が好きな人はそこそこ楽しめると思います。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
今後も映画レビューも書いていきますので、よろしくお願いします。